肩、腰、ひざの痛みはもちろんのこと、当院では、経絡治療を行い、まひやしびれ、難病、精神症状など、あらゆる治療を行っており、市外からも多くの患者様が来られております。
当院では、多くの治療院が行っている刺激鍼(痛みのある部分に鍼をし、ひびきという鈍痛をあたえるもの)とは違う経絡治療をしております。
1:東洋医学(伝統医学)と西洋医学(現代医学)の違い
西洋医学(現代医学)は、基本的に様々な症状を局部の病変として、とらえる傾向があります。
身体や心が一定の状態を保つことが、健康であると言う考え方が中心にあるため、正常値や基準値と言う概念を重視します。
したがって数値を正常値あるいは基準値に戻すことが治療の方針となることが多いです。
しかしこれは、元気なのに数値に異常がある場合や、体調が悪いのに数値が正常な場合、数値として測定できない現象などに対応しづらいと言う問題点があるのです。
東洋医学(伝統医学)は本(病の本質)と標(表面に現れた症状)に分けて治療を行います。また、身体における陰陽の偏りを正すことが治療の基本となるのです。
陰陽のうち一方が強くなりすぎたり、あるいは弱くなりすぎたりする場合がありますが、このような状態は健康とは言えないので、例えば症状が出ていなくても治療によって整える必要があります。
清気が不足している状態のときは鍼でこれを補い、邪気が体内に入り込んだり、内部に発生している時は、その邪を取り除くのです。
東洋医学(伝統医学)では、気血、津液(血以外の水分)が、滞りなく流れていることが良いとされています。 経絡(体表から臓腑までを縦横に連絡し、気や血の通り道)の流れをスムーズにすることで、痛みやしびれなど様々な症状が改善されるのです。
2:五臓(肝・心・脾・肺・腎)六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)の機能を整える
五臓六腑の機能が失調すると、身体や心に様々な症状が表れます。
例えば、肝の機能が失調すると目、爪、筋肉に症状が表れ、また気血を全身の隅々まで送ることができなくなります。判断力、決断力が鈍ったり、怒と言う感情も表れるのです。
心の機能が失調すると、舌や顔に症状が表れ、動悸や不眠もおこります。感情や行動の制御ができなくなったり、笑いすぎてしまうのも心の特徴です。
脾の機能が失調すると体の重だるさ、口の症状、下痢や便秘、食欲不振、関節の痛み、感情面では、集中力の低下や思い悩むと言う症状が出ます。
肺の機能が失調すると、鼻、皮膚に症状が表れ呼吸がしずらくなったり、運動機能にも影響が出ます。不安、心配、悲しみと言う感情が長期にわたると、肺の機能に影響を与えるのです。
腎の機能が失調すると、耳、骨、ひざや腰に症状が表れます。足の冷え、生殖器や婦人科系も腎の司るところです。些細なことにおどおどしたり、恐れたりするのは腎の機能が失調していると考えられます。
これらの症状にたいし、鍼を五臓六腑のツボに刺鍼し機能を整えていくと、あらゆる症状が改善されていくのです。
3:脉診
難経と言う医学書の十八難冒頭に、脉に三部あり、部に四経ありと書かれてありますが、これは脈に三本の指をあて、1本の指で左右二つづつの経絡を診ることができ、合わせて四つ×三で計十二の経絡の状態を確認することができます。
脉診は、東洋医学で治療の主役になるものです。脉診でどの臓腑が失調しているかを診察し、ツボを決め鍼を刺鍼します。
治療後は、これまでの手技が正しくできたかを知るために、良い脈に整ったかを確認するのです。
無病の脈(平らで形がよく、強さがちょうど良いもの)になると、自然治癒力が高まり、あらゆる症状が改善されていきます。
わが国で、1500年の歴史を誇る日本伝統医学をお試しください。
《予約制》℡:0126-24-8733(当日のご予約もお気軽にご相談ください。) 所在地:岩見沢市日の出北2丁目10-6 |